携帯電話


 



「ナルトさ、ケータイ買わないの?」
「・・・は?なにが?」
 
任務も一段落した昼休みだった。
日差しが強いからとサクラとナルトは木の下の影で並んで弁当をつついていた。
そして半分くらい弁当を食べた頃、サクラがそうたずねてきたのだ。
 
「携帯電話よ。買わないわけ?」
「ああ・・・。」
 
ナルトはぼんやりと空を見上げる。
最近木の葉でも話題となっている携帯電話に、ナルトも興味がないというわけではなかった。
だが金はかかるし、特に欲しいとは思ったことなかった。
 
 
「おれは別にいらないってばよ。」
「ええー、なんで!?」
「なんでって・・・。」
「すごく便利よ。遠くにいる人とも話せるし、すごく小さいから邪魔にならないし。」
 
サクラが目を輝かせて携帯電話の魅力を語る。
ナルトはどこか上の空でその話を聞いていた。
 
 
「ちょっと、聞いてるの?ナルト。」
「へ?あ、もちろん聞いてるってばよ。・・・だけどサクラちゃん、なんでそんなに薦めるわけ?」
「・・・・だって。」
 
 
サクラは少し俯くと、卵焼きを一口食べた。
「わたし、イルカ先生とよく連絡とってるのよ。」
「へえ。」
「でもイルカ先生ったら何かあるとナルトは元気か、うまくやってるかって聞いてくるの。」
 
はあ、とため息をつくと、サクラは目を遠くにやった。
「別に迷惑ってことはないし、イルカ先生と話すのは楽しいんだけどさ・・・。」
それから拗ねるように箸をくわえる。
「いつもナルト、ナルトって。だったら直接ナルトに言えばイイじゃない。」
 
 
いくら鈍感なナルトでも、ここまでくれば話はわかった。
ため息をつくのは、今度はナルトの番になる。
 
「イルカ先生は、サクラちゃんと話したいんだよ。」
「え?」
「おれが携帯なんて持っても、イルカ先生はサクラちゃんにおれの事きくんじゃないかな。」
 
 
サクラは納得できないなあというように腕をくむ。
「それって・・・どういう意味?」
「・・・そのままの意味だよ。」
サクラはますます首をかしげる。
 
 
「イルカ先生ってば、サクラちゃんと話す話題にばっかりおれのこと使うんだから、嫌になるよ。」
ナルトはおもしろくなさそうに呟いた。





このびみょーな終わり方はなんやろね(苦笑)
しかし短いです。いや、時間なくて・・・。
第一このネタでそんなに引っ張るのは無理だろ!!

木の葉の里にケータイってどうなんですか!?
忍びにケータイっておかしいですか!?
・・・おかしいよなあ、そりゃ。でもトランシーバーや電話はあるし。
ご愛嬌ってことで。(またか)

私はイルサク愛です。ええ、愛です。大好きです。
そしてその間に必ずいるのがナルト。
ナルトはサクラが好きだし、イルカも好き(教師として)。
ある意味でかわいそうですが、私の中ではサクラとイルカの接点になる恋のキューピッド。
よしよし。もっと働け、ナルト!!(?)



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